|緩和ケア病棟入院までの流れ|緩和ケア病棟の特徴・設備紹介|施設平面図|
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当院の緩和ケア病棟では、患者様・ご家族のご希望に近づけるよう、多職種で連携をとりながら、チーム医療を提供しております。
がんに対しての積極的な治療(手術、抗がん剤、放射線治療など)は行っておりません。痛み、吐き気、食欲不振、不眠、息苦しさなどの不快な症状に対して積極的に対処し、安心した生活を送れるよう医療・ケアを提供します。
必要に合わせて次のような場合に入院できます。
- 生活の支援…病気が進んで痛みなど症状の悪化や衰弱が激しくなったり、急な症状の変化が起こったり、自宅で過ごすことが難しくなった時に、お看取りの時まで患者様やご家族が安心してゆったりと生活できるように支援します。
- 症状の緩和…症状をできるだけ早く軽減させる為の入院です。症状の緩和スムーズに在宅生活に戻れるよう支援していきます。また退院後は外来通院・訪問診療でサポートしていきます。
- レスパイト…ご家族の方に休息の時間を提供する為の入院です。入院は基本的に短期間で、当院を利用している患者様に限ります。
*医師との面談は予約制になっております。
*緩和ケア病棟入院希望の場合は、現在の主治医もしくは現在通っている医療機関の連携室へ相談してみてください。当院の連携室を通して、医師との面談日程を調整いたします。面談の際は、主治医の先生からの紹介状等を持参していただきます。
*緩和ケアに関しての質問等は、ときわ会病院 地域医療連携室までお問い合わせください。担当の医療ソーシャルワーカーが対応いたします。
※利用までの流れは、下記の資料をご確認下さい。
- 緩和ケア利用までの流れ[PDF形式:523KB]
~医療機関の皆様へ~
- 主治医の先生へのお願い [Word形式:36KB] [PDF形式:124KB]
- 当院書式診療情報提供書 [Word形式:33.2KB] [PDF形式:194KB]
- 患者情報提供用紙 [Word形式:104KB] [PDF形式:194KB]
- 多くのお部屋から岩木山を望むことができます。
- 緩和ケア病棟専用の玄関から出入りできます。
- ペットの面会、飲酒等については患者様の状態等によって判断させていただきます。
- 喫煙は不可となっております。当院敷地内(駐車場車内含め)全面禁煙となります。
- 共有キッチンスペースには冷蔵庫もあります。
当院緩和ケア病棟は24床(個室20部屋、2床室2部屋)で、A・B・Cと3タイプ部屋があります。
タイプ | 部屋数 | 部屋代 | 設備 | |
A室 | 2部屋 | 5,000円/1日 ※設備代が含まれています |
テレビ、トイレ、洗面台、浴室、冷蔵庫(大)、電子レンジ、キッチン | |
B室 | 5部屋 | 3,000円/1日 ※設備代が含まれています |
テレビ、トイレ、洗面台、浴室、冷蔵庫(小) | |
C室 (個室) |
13部屋 | 部屋代:無料 設備代300円/1日 |
テレビ、トイレ、洗面台、 冷蔵庫(小) |
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C室 (2床) |
2部屋 | 部屋代:無料 設備代300円/1日 |
テレビ、冷蔵庫(大) ※トイレ・洗面台は共有になります |
緩和ケア病棟入院の際にも、医療保険が適用となります。実際に負担する入院料は、加入されている医療保険の負担割合によって異なります。
高額療養費の対象にもなりますので、1ヶ月の自己負担限度額を超えた場合は、保険者への申請により払い戻しが受けられます。
あらかじめ加入している保険の保険者に申請することで、70歳未満の方は『 限度額適用認定証 』、70歳以上の市町村民税非課税の方については『 限度額適用認定・標準負担額減額認定証 』が交付されます。
病院の受付に提示すると、窓口での医療費負担が自己負担限度額までとなり、払い戻しを受けるための手続きが不要となります。
1カ月の自己負担限度額 | 4カ月目以降 | 食事代1食分 | 4カ月目以降 | ||
区分 ア | 252,600円+(1カ月の医療費-842,000円)×1% | 140,100円 | 460円 | ー | |
区分 イ | 167,400円+(1カ月の医療費-558,000円)×1% | 93,000円 | 460円 | ー | |
区分 ウ | 80,100円+(1カ月の医療費-267,000円)×1% | 44,400円 | 460円 | ー | |
区分 エ | 57,600円 | 44,400円 | 460円 | ー | |
区分 オ | 35,400円 | 24,600円 | 210円 | 160円 |
- 4カ月目以降は多数該当(高額療養費が過去1年間に4回以上支給された場合)として、自己負担限度額が減額されます。
- 自己負担限度額は所得により設定されます。
1カ月の自己負担限度額 | 4カ月目以降 | 食事代1食分 | 4カ月目以降 | |||
一定以上所得者 | ①252,600円+(1ヶ月の医療費-842,000円)+1% | 140,100円 | 460円 | ー | ||
②167,400円+(1ヶ月の医療費-558,000円)+1% | 93,000円 | 460円 | ||||
③80,100円+(1ヶ月の医療費-267,000円)+1% | 44,400円 | 460円 | ||||
一般世帯 | 57,600円 | 44,400円 | 460円 | ー | ||
低所得者 | 区分Ⅱ | 24,600円 | ー | 210円 | 160円 | |
区分Ⅰ | 15,000円 | ー | 100円 | ー |
- 4カ月目以降は多数該当(高額療養費が過去1年間に4回以上支給された場合)として、自己負担限度額が減額されます。
- 一定以上所得者:①課税所得690万円以上②課税所得380万円以上③課税所得145万円以上の方
- 低所得者区分Ⅱ:世帯全員が市町村民税非課税の方です。
- 低所得者区分Ⅰ:世帯全員が市町村民税非課税で、かつ所得のない方、または老齢福祉年金受給者です。
自己負担分について
食事代、有料個室料(A室:1日5,000円、B室:1日3,000円)または設備代(C室:1日300円)、その他(病衣、クリーニング代、おむつ代、床屋代等)は保険外負担分として別途料金が発生します。
<緩和ケア病棟(C室)に1ヶ月(30日)入院した場合の入院料金は下記のようになります>
自己負担限度額 80,100円 +(1,515,300-267,000円)× 1% + 保険外負担分
自己負担限度額 92,583円 + 食事代 41,400円 + 設備代(C室)9,000円 + その他
入院料金 142,983円 + その他
自己負担限度額 57,600円 + 保険外負担分
自己負担限度額 57,600円 + 食事代 41,400円 + 設備代(C室)9,000円 + その他
入院料金 108,000円 + その他
自己負担限度額 35,400円 + 保険外負担分
自己負担限度額 35,400円 + 食事代 18,900円 + 設備代(C室)9,000円 + その他
入院料金 63,300円 + その他
自己負担限度額 44,400円 + 保険外負担分
自己負担限度額 44,400円 + 食事代 41,400円 + 設備代(C室)9,000円 + その他
入院料金 94,800円 + その他
自己負担限度額 24,600円 + 保険外負担分
自己負担限度額 24,600円 + 食事代 18,900円 + 設備代(C室)9,000円 + その他
入院料金 52,500円 + その他
自己負担限度額 15,000円 + 保険外負担分
自己負担限度額 15,000円 + 食事代 9,000円 + 設備代(C室)9,000円 + その他
入院料金 33,000円 + その他
A室またはB室に入院した場合は、上記の設備代部分が有料個室料としてA室150,000円またはB室90,000円に変更となります。
その他、以下の料金もご参照ください。
医師 2名
馬場 祥子(ばば さちこ)
・(前)日本緩和医療学会 暫定指導医
蝦名 正子(えびな まさこ)
・日本緩和医療学会 緩和医療認定医
・日本麻酔科学会 専門医
緩和ケア認定看護師 1名
三浦 望(みうら のぞみ)
看護師 15名(内、緩和ケア認定看護師1名)
介護福祉士 4名
看護補助者 2名
理学療法士 1名 作業療法士 1名
管理栄養士 1名
MSW(医療ソーシャルワーカー) 1名
*各種相談に対応いたします。
何かご不明な点がありましたらご連絡ください。
緩和ケア病棟では毎月イベントを開催しております。イベントの内容は定期的に発行している、『けやぐ~緩和だより~』にてお知らせしますのでご覧ください。
- けやぐ ~緩和だより~ No.50 [ PDF形式 ][364 KB ]
- けやぐ ~緩和だより~ No.49 [ PDF形式 ][393 KB ]
- けやぐ ~緩和だより~ No.48 [ PDF形式 ][418 KB ]
- けやぐ ~緩和だより~ No.47 [ PDF形式 ][202 KB ]
がんの患者様で、身体の痛みやその他の症状、または精神的な苦痛をお持ちの方が対象となります。当院の緩和ケア利用中の患者様であれば、症状が落ち着いていてもご家族の休息を目的とした入院も可能です。
患者様ご本人へのがんの告知が済んでいるのが前提です。場合によっては、緩和ケア病棟に入院してから、ご家族と相談のうえ告知することもあります。本人から病気のことを聞かれた時には、きちんと病気について説明します。
入院後症状が安定している場合は、退院して自宅あるいは施設での療養をおすすめしています。退院した後も当院で責任を持って経過観察し、必要であれば再入院といたします。
普通の病棟(一般病棟)で行われている抗がん剤などを用いたがんの治癒を目的とした治療は、緩和ケア病棟では行いません。しかし、痛み、吐き気、息苦しさ、不眠、体のだるさなどの不快な症状はできる限り軽減するように対処します。輸血は、緩和ケア病棟では行っていません。どうしても必要と判断した場合は、一般病棟に移って輸血を行います。高カロリー輸液も、原則として行いませんが、通常の点滴は必要に応じて行います。
各種の健康保険が適用されます。医療費に関しては「限度額適用認定証」を提示することで、一般病棟での支払いと全く変わりありません。ただし個室(20部屋)、2床室(2部屋)となっており、備え付けの設備の利用料として1日300円頂いております。また、バス付の有料個室1日3,000円、バス・キッチン付の有料個室1日5,000円も用意しております。詳しくは、入院相談時に説明いたします。
各種相談には予約制で対応しておりますので、『 地域医療連携室 』までお問合せください。また、がんの患者様のからだやこころのケアについて、お悩みやお困りごとがありましたら「がん患者・家族支援室」を外来に設置しておりますので、こちらも合わせてご利用ください。
お問い合わせ・お申込み窓口 ときわ会病院内 地域医療連携室 医療ソーシャルワーカー 有馬圭祐 がん患者・家族支援室 緩和ケア認定看護師 三浦 望 TEL 0172-65-3771(代表) |